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フィンランド航空、2020年までにアジア線の売上げ2倍目指す

2013年11月に創業90周年を迎えたフィンエアーグループ(AY、フィンエアー)は、この節目を機に主力路線であるヨーロッパ/アジア線のサービス強化や周年記念キャンペーンの推進などを行い、ビジネスの拡大を図る。ペッカ・ヴァウラモCEOは、同社の90周年となる2013年11月1日、「2020年までにアジア線の売上げを2010年比で2倍にするビジョンがある」と発表した。

記念行事では、搭乗者にプレゼントを行うものなどさまざまなキャンペーンイベントを予定。90周年記念のポスター・シリーズはフィンランド人のグラフィックデザイナーであるエリック・ブルーン氏が制作し、それらを活用してさまざまなシーンで露出拡大を図る。機内サービスでは、9月からフィンランドの有名シェフ、ペッカ・テラヴァ氏とトミ・ビョーク氏協力のもと、ビジネスクラスで新メニューの提供を開始している。機内のエンターテイメントシステムも長距離路線では映画72本、テレビ番組150本以上という、これまでのほぼ2倍にアップグレードした。

また、同時に機材の更新を進めており、9月には他社に先駆け最新のエアバス321シャークレット型機を導入。2014年1月から順次、ほとんどの長距離機材のビジネスクラスに新型のフルフラットシートを導入していく予定だ。さらに、同年春にはヘルシンキ空港に新しいプレミアム・ラウンジがオープン。サウナとプライベート・シャワー・ルームも開設するほか、現在のフィンエアー・ラウンジの前に免税店も新たにオープンさせる。

1923年に設立されたフィンエアーは、世界で5番目に歴史のある航空会社。現在は特にヨーロッパ/アジア線に力を入れており、フィンランドの首都ヘルシンキとヨーロッパの60以上の都市、アジアの13の都市を結ぶ直行便を運航。年間800万人以上が利用している。