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観光庁、旅のきっかけにつながる「究極のお土産」9品の品評会を実施

「世界にも通用する究極のお土産」が地域を元気にする

観光庁は、2013年11月29 日東京・明治記念館で「世界にも通用する究極のお土産フォーラム」と題したシンポジウムと全国700品目を超えるお土産の品評会を開催した。お土産の品評会は、一次審査を通過した115品目を試食して審査するものだ。

シンポジウムでは、地域活性の専門家である藤崎慎一氏(地域活性プランニング)がコーディネーターを務め、JR東日本の「ecute」仕掛人としても知られる鎌田由美子氏ほかが参加するパネルディスカッションを実施。特産品が生まれる地域的な背景や歴史、食文化の訴求など、日本のご当地グルメを世界に発信していくための様々なアイデアが討論された。

「世界にも通用する究極のお土産」10品目を選ぶ品評会では、審査委員10名が会場に出品されたお土産115品を試食して審査。基調講演も行った三越伊勢丹ホールディングス代表取締役の大西 洋氏をはじめとして流通業界や料理通信社代表取締役社長坂西理恵氏など「目利き10人」が審査に当たった。審査員が選ぶ「究極の一品」の講評には出品者全員が熱心に耳を傾けて、それぞれ選ばれたお土産の発表の度に、大歓声に包まれた。

重複して選ばれた品目があったため、「究極のお土産」として選ばれたのは、以下の9品目。

【究極のお土産に選定された9品】

まだまだ販路が十分ではない地方の名産品にとって、全国区デビューのきっかけになるかもしれない機会。それぞれに個性のあるお土産は、どれも魅力的で、国内のみならず世界へも日本の食ブランドの一つとして訴えられる可能性も秘めていると感じられた。(取材:小野アムスデン道子)