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ガルーダ・インドネシア航空、2013年度は増収減益、スカイチーム加盟で国際線充実へ

ガルーダ・インドネシア航空(GA)は、2013年度の業績と2014年度の経営計画を発表した。2013年度は、ドル高によるルピアの大幅な下落と新規機材への投資が業績に大きく影響。その結果、売上高は前年度比7.1%増の32億2000万米ドルとなったものの、営業利益が同66.4%減の5640万米ドル、当期利益が同89.9%減の1120万米ドルとなり、増収減益という結果になった。

旅客数は同23.4%増の2497万人、有効座席キロ(ASK)は同19.8%増の431億3000万となり、需要と供給とも伸ばした。搭乗率は同1.8ポイント減の74.1%。イールドは同6.1%減の9.06米ドルだった。

ガルーダ・インドネシア航空は、2013年に36機の新機材を導入。保有機数は合計140機となり、その平均機体年齢は5年となった。また、国際線でジャカルタ/関西線など4路線に新規就航したほか、インドネシア西部のメダン空港のハブ空港化を実施。周辺都市への路線網を拡充し、国内線の利便性を高めた。プロダクトの面では、2013年7月に、ボーイング777-300ERの導入にともない、ファーストクラスを新設。エグゼクティブクラス、エコノミークラスでも新しいサービスを導入した。

2014年度の経営計画では、3月にスカイチームに正式加盟することから、パートナー航空会社との協力のもと、さらに国際線の充実を図っていく。機材計画では、新たに27機(ボーイング777-300型2機、A330型4機、ボーイング737-800型12機、CRJ型3機、ATR72-600型6機)を導入する計画。これにより、平均機体年齢は4.5年になる予定だ。

路線計画では、ロンドン、マニラ、ムンバイへの新規路線の開設を予定。また、年内にはシティリンクのIPOを達成し、Gapura Angkasaの買収を完了させるほか、デンパサール空港に専用ターミナルを完成させる予定だ。