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英国政府観光庁の次期CEOにサリー・バルコム氏、ロドリゲス氏は会長職を継続

英国政府観光庁のクリストファー・ロドリゲス会長は2014年7月24日、役員会の全会一致により、サリー・バルコム氏を次期CEOに任命したことを発表した。ロドリゲス会長は、サジド・ジャヴィド文化メディアスポーツ大臣による英国政府観光庁会長の任期延長依頼により、会長職を続投する。
バルコム氏は、ブリティシュ・エアウェイズ・ホリディやTUI社におけるスペシャリスト・サン部門の代表取締役を務めるなど、国際的な旅行業界での豊富な経歴を持つ。直近では英国政府観光庁理事、ロンドン博物館理事などを歴任する一方、デジタル分野に注目する多くの企業にアドバイスを行ってきたという。就任に向け、バルコム氏は、「官民での経験から、われわれが掲げる2020年までの具体的な成長戦略を実現して行くためには顧客にフォーカスし、英国全土への興味をそそることをマーケティングの目的とし、官民のパートナーと緊密に協力することが必要」と意気込みを述べている。

英国政府観光庁は現在、重点課題として、「マッチングファンド方式の国際的マーケティングプログラムを遂行して世界中に英国を発信。アジアやラテンアメリカの観光成長市場からの新しい訪英客を誘致し、米国、フランス、ドイツなどの中核市場での英国の魅力を再活性化すること」と位置付け、訪英客の英国での消費額を20億ポンド上乗せすることを目標としている。