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関空、2014年冬スケジュールの運航便数が過去最高に、LCCシェアの拡大続く

関西国際空港の2014年国際線冬期スケジュール(2014年10月26日〜2015年3月28日)がまとまった。それによると、ピークは来年3月の週926.5便で夏・冬通して過去最高となる見込み。内訳は旅客便が週777便で同じく夏・冬通して過去最高、貨物便が週149.5便で冬スケジュールでは過去5番目の便数になる予定だ。また、2014年冬期スケジュールでのLCCの運航便数は週174便で全体の22.4%を占めることになる。

関空では、毎年国際線LCCの運航比率があがっている。推移と比率は以下のとおり。

関空報道資料より

当期中、旅客便では中国東方航空(MU)が関西/南京/成都線に週4便で就航。また、12月19日からはフィリピン航空(PR)がセブ線に週4便で就航する。このほか、日本航空(JL)が来年3月20日からロサンゼルス線を週7便で復活する。

チャイナエアライン(CI)は、高雄線を週7便から週12便に、MUが青島線を週4便からデイリー運航に、イースター航空(ZE)がソウル(仁川)線を週7便から週9便に、それぞれ増便する。また、9月1日から週5便でバンコク(ドンムアン)線に就航したタイ・エアアジアX(XJ)は来年3月26日からデイリー運航に増便。このほか、MUは、青島/北京線を週4便で北京直行便に変更。上海吉祥航空(HO)は、上海線を銀川まで延伸し、週4便で運航する。

そのほか、計画ベースでは、ベトナムのLCCベトジェット航空(VJ)が12月30日からハノイ/シェムリアップ線に就航予定。また、ミャンマー国際航空(8M)が10月8日〜12月1日の期間、プノンペン/ヤンゴン線に週3便で就航する。さらに、来年夏期スケジュールの5月2日からはエア・カナダ(AC)がエア・カナダ・ルージュの運航で約7ぶりにバンクーバー線に週5便で再就航する計画だ。