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楽天トラベルの年末年始予約、国内旅行は10.2%増で単価上昇、伸び率上位に四国から3県

楽天トラベルの2014年年末年始(2014年12月27日~2015年1月4日)の国内旅行の予約状況は、前年比10.2%増で推移している。国内旅行の連泊日数は横ばいだが、人泊単価は消費税を除いても2.6%増となり、国内の個人旅行消費は上向き傾向にあるという。

方面別の伸び率ランキングでは、愛知県が35.4%増で1位となった。特に名古屋市内エリアが43.2%増と牽引。この好調要因として楽天トラベルでは会館20周年のトヨタ産業技術記念館や、「ラグーナ蒲郡」のテーマパーク「ラグナシア」の日本初3Dマッピング、開業60周年のテレビ塔のライトアップなど、愛知県における新しい観光の動きを指摘。また、名古屋市には来年の干支の「羊神社」があり、12年に1度の盛り上がりを見せる。

2位の埼玉県は、11月にユネスコの無形文化遺産登録が決まった和紙の「細川紙」などの話題があったほか、3位には2015年3月開業の北陸新幹線で注目される石川県がランクインした。また、トップ10以内には四国から3県が入り、四国4県でも15.9%増と好調。2014年が四国八十八か所霊場開創1200年のアニバーサリーイヤーだった。

このほか、レンタカー予約が13.8%増と2ケタ増となり、楽天トラベルでは原油安によるガソリン価格の低下が追い風になったとみる。また、高速バスも25.1%増と好調だ。予約実績順と伸び率順のランキングは以下の通り。


【宿泊予約者 行き先人気ランキングTOP10】※今年の順位 都道府県(前年順位)

【宿泊予約者 行き先前年同期比ランキングTOP10】(※順位 都道府県 前年比)

なお、調査は2014年12月27日~2015年1月4日まで、国内宿泊とANA楽パック、JAL楽パックを対象に、11月30日時点での予約人泊数実績で算出。