トラベルボイストラベルボイス | 観光産業ニュース 読者数 No.1

働く女性が利用するポイントサービス1位は「Tポイント」、航空系はJALマイレージ ―ネットエイジア

ネットエイジアは、仕事を持つ女性1000名を対象にポイントサービスの利用状況を調査した。それによると、利用しているポイントサービスで最も多いのは「Tポイント」(73.7%)、2位は「Ponta(ポンタ)」(69%)、3位は「楽天スーパーポイント」(49.3%)だった。航空会社系では、1位が「JALマイレージバンク(日本航空)」(10.7%)、2位「ANAマイレージクラブ(全日空)」(10.5%)、スカイマイル(デルタ航空)(1.3%)となっている。

利用が多いポイントサービスは以下のとおり。

▼利用が多いポイントサービス ランキング

【共通ポイント(オンライン通販系)】

【航空会社系ポイント】

【電子マネー系】

【携帯キャリア系】

【家電量販店系】

【クレジットカード系】

「ポイントをためやすいと思うサービス」では、1位「Tポイント」(67.0%)、2位楽天スーパーポイント(64.7%)、3位「WAONポイント」(52.3%)とオンライン通販の共通ポイントや電子マネー系が上位を占めるなかで、「JALマイレージバンク」(31.8%)が7位、「ANAマイレージクラブ」(29.5%)も9位とトップテン以内にランクされた。

また、航空会社系ポイントサービスのうち、JALマイレージバンクでは「陸マイラー(主に暮らしの中でマイルを蓄積する人)」(13.9%)のほうが「空マイラー(主に飛行機にのってマイルを蓄積する人)」(9.8%)よりも多く、一方でANAマイレージクラブでは空マイラー(9.8%)よりも陸マイラー(7.8%)のほうが多い結果となった。

航空会社サービスの「陸マイラー」「陸マイラー」の割合は以下のとおり。

ネットエイジア:報道資料より

なお、主な旅行・宿泊関連サービス(OTA含む)とポイントサービスの関係をみると、以下のようになる。


▼ホテル・旅行関連サービスに付随するポイントサービス

主要なポイントサービスの宿泊・旅行関連サービスでの提携状況を大まかにまとめてみた。ポイントの付与は、旅行のオンライン予約での魅力のひとつとして認識されており、こうした動向はオンライン旅行予約の今後を占う一つの要素となるといえる。


ネットエイジアでは、現在は「Tポイント」「Ponta」が2大共通ポイントサービスに位置づけられているが、2015年春以降に予定されているリクルートポイントのPontaへの統合が実施されることでPontaの利用率は7割を超えると分析。共通ポイントサービス間の顧客獲得競争が一層激しさを増すことが予想されるとしている。

この調査は2014年12月13日から12月15日までの間、同社がスマホ・携帯電話を通じて行うモバイルリサーチ会員を対象に実施されたもの。回答者は20歳から39歳までの仕事を持つ女性(アルバイト・パートを除く女性有職者)1000名。