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アパホテル中期計画、2020年に10万室・外国人250万人で断トツのホテルチェーン目指す

アパグループは2015年4月1日から開始する次期中期5か年計画「SUMMIT5-Ⅱ(第二次頂上戦略)」を発表した。このなかでホテル部門では、「日本で断トツNo.1のホテルチェーン」に向け、2020年度の提携ホテル含むネットワーク客室数を、パイプラインを含め10万室に設定。売上高は1200億円、訪日外国人の宿泊者数を250万人、会員組織「アパカード」会員1500万人を目標とし、日本1位の地位確立を目指す。

この数値目標に向け、ホテルの新規開発では都心のみならず地方中核都市へも展開。FC展開を強化し、既存ホテルのリブランドのほか、土地オーナーに対する新築でのFC展開や海外展開も図っていく。一方、ソフト部分でも接客スーパーバイザーによる接客市場の強化や、人材の早期育成プログラムの策定及び運用も強化。また、IT戦略を強化するため専用部署を設置し、利便性の高い自社サイトの構築なども推進する。

アパホテルでは2010年から実施していた現在の中期経営計画「SUMMIT5(頂上戦略)」のもと、東京での首位獲得を目標とし、アパホテルブランドの客室数は1万446室に拡大。また、提携ホテルを含むアパホテルズ&リゾーツのホテルネットワーク客室は5万1896室と、当初目標の4万室を大幅に超えた。次期中期経営計画では都心への集中投資から「全面展開」に重点を置き、さらなる拡大を図っていく。