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広がる民泊関連サービス、物件清掃で作業アプリを活用、高評価求めるホストに対応

ソフトウェア開発を手掛けるgrip(グリップ)は2016年1月15日より、民泊物件に特化した清掃管理サービス「おそうじグリポン」を開始する。

部屋ごとに清掃マニュアルを作成し、そのマニュアルに基づいた清掃業者への指示や作業管理を行うもの。料金は、基本料金2000円に加えて清掃1回あたり500円。

「グリポン」とは自社が開発した業務用タスク管理アプリの名称。パソコンやスマートフォンで、チェックリスト形式の管理項目を利用できるツールとして、商業・福祉施設や小売店などでの活用が想定されているもの。「おそうじグリポン」では、このアプリを使うことで、清掃業者への手順の指示や実施状況の管理、結果の確認などを行う。

現在、民泊物件の清掃は、ゲストのチェックアウトから次のチェックインまでの間に行うのが一般的。ただし、清掃業者に依頼した場合も管理が徹底されず、清掃作業の品質にも差があり、ホストと清掃業者間でトラブルが発生するケースもみられるという。

gripでは、この課題に着目し、清掃業務の標準化やマニュアル化を実現。経験の浅い清掃事業者でも品質を維持できるように工夫するほか、部屋のセッティング面でも参考画像などを提供して、ホテルに近いきれいな部屋にセッティングする。それにより、ゲストによる高い評価を得たいホストの期待に応える考え。