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仏アコーホテルズが「民泊」事業に参入、高級住宅レンタルの英ワンファインステイ社を買収

フランス・パリ拠点の大手ホテルチェーン・アコーホテルズは2016年4月5日、高級住宅のレンタル事業を行う英ワンファインステイ(Onefinestay)の買収を発表した。買収額は1億4800万ユーロ(約1億6900万USドル)となる見通しで、事業拡大に向けてさらに6400万ユーロ(約7300万USドル)の追加出資も行うとしている。

ワンファインスティは2010年にロンドンで開始したサービス。現在はロンドンやニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、ローマなどを中心に2600軒を提供。アコーホテルズグループ傘下に入った後も、現CEOグレーッグ・マーシュ氏のもと独立性を保ったビジネスを継続する方針。アコーホテルズが新たな市場開発やデジタルサービス、運用といった面でサポートを行い、5年以内には世界40都市での新展開を目指すという。

アコーホテルズは、2015年12月にはシンガポールのラッフルズホテルなどを運営するFRHI(Fairmont Raffles Hotels International)を買収。また、昨年5月にデジタルサービスプロバイダー「FASTBOOKNG」を買収、6月には世界トップ3を目指すモバイルアプリ刷新を発表するなど、IT投資の面でも積極的な展開を行っている。