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外務省、欧州の記念日・イベント狙うテロに警戒を、渡航者に注意喚起

外務省は2016年7月29日、欧州での記念日や各種イベントを狙うテロなどに対する注意喚起を広域情報として発出した。

欧州では、昨年フランス・パリで11月にサッカー試合中の国立競技場が標的となったほか、3月22日にはベルギーの空港で爆弾事故が発生。後者については、当初の計画ではサッカー欧州選手権・ユーロ2016を狙う予定だったとの報道もある。また、2016年7月14日のフランス革命記念日に群衆300名以上が死傷したテロ事件のほか、7月24日にドイツでも音楽祭会場で自爆事件が発生。いずれも不特定多数のが集まるイベントなどがテロの標的になっている。

外務省ではこれらの状況を受け、欧州への渡航・滞在者に対して、渡航先での祝祭日・記念日、主なイベント等について最新の関連情報の入手に努めてほしいと注意を喚起している。また、イベントなどを訪問する際には、従来以上に安全に注意する必要があることを理解・認識し、周囲の状況に注意を払うと同時に不審な状況を察知した場合には速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意してほしいとしている。