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ナビタイム、ネット旅行予約事業に本格参入、旅行業取得で旅行計画から「航空券+宿泊」セット販売まで

ナビタイムジャパンは2016年10月5日から、新サービス「ナビタイム トラベル」を開始する。旅行プランの作成から航空・宿泊予約、現地でのルート案内までをワンストップで提供するもの。広報発表のあった9月23日には、ツーリズムEXPO会場で新サービスを紹介した(写真)。

旅行プランの作成機能は、「PC-NAVITIME」を通じてすでに提供実績がある。自分がもっとも行きたい場所を選択した後、周辺の観光スポットや宿泊施設をドラッグ&ドロップ方式で選択できる。おすすめスポットは、ルート検索サービス「ナビタイム」の履歴データを解析し、一緒に訪問される場所や目的地に設定されることが多い箇所を表示。移動時間を自動計算するため、1日で回りきれるルート設定を前提に、空き時間に行ける場所も推奨するという。

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同時に、国内旅行商品と海外旅行商品の販売を開始する。国内商品は、航空券と宿泊施設のセット販売を実施。タイムデザイン社、沖縄ツーリスト社による募集型企画旅行を扱い、LCCを含む12社の航空会社に対応する。海外旅行商品は、エアプラス社が運営するオンラインシステムを利用し、航空券単体、宿泊施設単体、航空・宿泊のセット販売をおこなう。対応可能な航空会社は約200社となる予定だ。

同社によると、2016年6月に第2種旅行業に登録済み。日本旅行業協会(JATA)への入会も行い、本格的に旅行業として展開をする。また、乗換案内とは別に旅行予約用の新アプリも公開する予定だ。ナビタイムはすでに、乗換案内の多くのユーザー実績があり、今後の動向が注目される。

▼旅行プラン作成画面のイメージ

ナビタイムジャパン:報道資料より

▼航空・宿泊予約画面のイメージ

ナビタイムジャパン:報道資料より

なお、同サービスではオープン記念として、2016年9月23日から10月4日まで、国内ツアーが最大5万円割引となるチケットが当たるキャンペーンをおこなう。