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KNT-CT、取扱額は国内・海外ともに微増、クラツーの欧州は回復傾向に ―2017年1月実績

KNT-CTホールディングスの2017年1月の総取扱額は、前年比1.2%増の313億7264万円となった。内訳は、国内旅行が0.1%増の197億4808万円、海外旅行が1.3%増の99億1169万円、外国人旅行が23.7%増の11億683万円。

国内旅行では、一般団体が0.8%増の14億5605万円でプラス遷移となったものの、学生団体は2.7%減の25億2831万円で前年を下回り、団体合計で1.4%減の39億8436万円に。企画旅行は、近畿日本ツーリスト個人旅行のメイトが13.2%増の51億4408万円と好調だった一方で、クラブツーリズムが8.5%減の70億652万円となり、企画旅行合計は0.5%減の121億5060万円に。個人旅行は4.1%増の36億1312万円で前年比増となった。近畿日本ツーリストによれば、メイトは北海道や沖縄、信州、伊勢志摩方面が前年比増で好調だったとしている。

海外旅行では、一般団体が0.8%減の7億8838万円と低調だったが、学生団体は34.7%増の5億6705万円で大幅増となり、団体旅行全体では11.5%増の13億5542万円。企画旅行はクラブツーリズムが9.7%増の44億1986万円、近畿日本ツーリスト個人旅行のホリデイが7.2%増の17億2345万円となり、企画旅行は9.0%増の61億5834万円。一方、個人旅行は17.8%減の23億9793万円と不振だった。クラブツーリズムではテロの影響が大きかった欧州方面は、一昨年を上回る数字まで回復。近畿日本ツーリストのホリデイも、欧米やアジア、オセアニアなどで前年比増を記録したという。