トラベルボイストラベルボイス | 観光産業ニュース 読者数 No.1

ペットが旅行の阻害要因に? キャンピングカー利用に「ペットと一緒に泊まれる宿泊施設の予約が取れない」が浮上

日本RV協会は、ペット連れ旅行を楽しむキャンピングカーユーザーに対する調査結果を発表した。

これによると、キャンピングカー旅行で「必ずペットを連れて行く」回答率が61.7%と過半数。2位の「ほとんど連れて行かない」(14.9%)を除き、85.1%がキャンピングカーでペットを旅行に連れて行くことが判明した。

また、キャンピングカーでのペット同伴旅行を始めたきっかけについては、「家族の一員として一緒に旅行に連れて行きたかったから」(49.6%)と、が約半数。2番目には「ペットと一緒に泊まれるホテル、ペンションなどを利用して旅行していたが、予約がなかなか取れないなど、満足できないことが多かったから」(24.8%)が続き、ペットと同伴の旅行がしたいものの、一般的な旅行ではその手段がニーズに足りていない実態が浮き彫りになった。

日本RV協会発表資料より

日本RV協会では、ペットフード協会の調査結果として「旅行中や外出中のペットの世話代行サービス」を望む人が、ペット市域率調査対象者の41.0%に及んだと紹介。日本RV強化によると、その問題解決のためにキャンピングカーを購入する人も少なくないという。今回の調査でも、全体回答者の55.3%がペットを飼っており、日本のペット飼育率22.1%(ペットフード協会調査)より高い結果だった。

ちなみに、ペット同伴のキャンピングカー旅行の前後の変化については「賑やかで楽しくなった」(43.6%)、「ペットの散歩や気分転換を考えるようになったので、旅行している時に見るものが変わった」(23.9%)などの回答があがった。

調査は2017年1月18日~2月17日まで、日本RV協会ホームページの閲覧者を対象に実施した。回答数は約270件。