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刑務所の独房を「文化財ホテル」に、奈良に2020年に新規開業、重要文化財の保存と活用へ ーソラーレ

ソラーレホテルズ・アンド・リゾーツグループは、2017年3月をもって閉鎖された奈良少年刑務所(旧・奈良監獄)の保存と活用を目的とする事業にて、このほど優先交渉権を獲得した。今後、宿泊・レストラン事業などを含むプロジェクト全体の管理を担っていく。

同刑務所は、1908年(明治41年)に完成したレンガ造りの建物。奈良市内の10万6000平方メートルの敷地に位置しており、監獄の近代化を象徴する文化施設として、国の重要文化財に指定されている。

今回のプロジェクトでは、建物のすべての外観を維持しながら、当初から使用されている部材を最大限保持して工事を進める計画。2019年秋に史料館を開館、2020年度にホテルを含む全施設の開業を予定する。

最大の特徴は、中央の監視台から5つの居室棟を見渡す放射状に延びたレイアウトも活用し、独房を改修して「文化財ホテル」として開業する点。また、新たなホテル棟(仮称「そらみつ奈良」)の増設や、病監をリノベーションしたドミトリーなど、合計3つの宿泊施設を展開。ドミトリーは、「(仮称)MUJI HOSTEL」とする予定。

現地のイメージは以下のとおり。

▼現施設写真

ソラーレ:報道資料より

当プロジェクト施設全体配置図(案)

ソラーレ:報道資料より