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台湾人女性リピーターが今夏行きたい日本は? 都道府県ランキング1位は北海道、したい体験の人気は「祭り」に

台湾・香港向けの訪日観光情報サイト「ラーチーゴー!日本」を運営するジーリーメディアグループは、同サイトのユーザーのうち2回以上日本に訪れたことがある20〜30代の台湾人女性を対象に「訪日旅行に関する意識調査」を実施した。

それによると、今年の夏に行きたい都道府県では、北海道が1位(44.5%)となり、東京都(35.2%)、沖縄県(29.8%)が続いた。ゴールデンルート以外では、熊本県、青森県、奈良県、福岡県、静岡県がトップ10に入った。そのなかで特に訪れたい観光地も自由回答で調査したところ、以下のような結果となった。

調査対象者のうち、訪日回数2〜5回のリピーター初級者は東京訪問の意向が強い(42%)一方、訪日回数6回以上のリピーター上級者はその意向が弱い(27.8%)も判明。リピーター初級者はトップ3の北海道・東京都・沖縄県以外に京都府(30%)や大阪府(28.9%)などゴールデンルートに票が集まったのに対し、リピーター上級者は東北や四国への訪問意向が強く、初級者と比較して青森県で+9.8ポイント、宮城県と秋田県で+4.7ポイント、香川県で*4.4ポイント、徳島県で+4.2ポイント高い結果となった。

今夏、日本で特に体験したいことの調査では、1位が「夏祭りへ行く(68%)」で、「花火大会へ行く(60.4%)」、「夏限定のグルメを食べる(53.7%)」、「季節の花を見に行く(52.1%)」が続いた。リピーター上級者では「銭湯、温泉に行く(67.5%)」がトップ。

特に食べたいものでは、「ご当地グルメ(65.8%)」がトップ。そのほか、約半数が「人気のパンケーキ、スイーツ」を食べたいと回答しており、同社では「日本で流行していることを追いかけたいという傾向がある」と分析している。

このほか、旅行中の課題に関する調査では、全体の49.2%が「飲食店などの予約方法がわからない」と回答。さらに「無料Wi-Fiエリアが多くない (38.4%)」、「言葉が通じない ( 38.3%)」、「交通の乗り方・乗り換えがわからない(34.3%)」なども課題として挙げられた。