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世界209都市の物価比較で東京は3位に、駐在員向けマンションでは香港が最高値 ―マーサー調べ

コンサルティング会社マーサーは先ごろ、海外駐在員にとっての物価比較にもとづく「2017年世界生計費調査―都市ランキング」を発表した。5大陸209都市について、住居費や交通費、食糧費などの価格比較を実施したもの。それによると、最も物価が高いのはアンゴラのルアンダ。次いで香港、東京、チューリッヒ(スイス)、シンガポールと続いた。

物価が高い都市上位10は以下のとおり。

2017年 世界生計費調査 都市ランキング(上位10都市)

2017年順位(2016年順位):都市(国)

おもな品目別に価格が高い都市みると、外国人駐在員向けマンション(寝室2部屋、家具なし、賃料1ヵ月)は香港が高く6830.28USドル(約75万1300円)。ルアンダが6000USドル(約66万円)、東京が4249.46USドル(46万7500円)。

コーヒー1杯は香港が7.8ドル(約860円)、北京が6.55USドル(約720円)、チューリヒが6.49USドル(約710円)。食パン(白)1kgはルワンダが18.96USドル(約2100円)に対し、ニューヨークが8.36USドル(約920円)、東京が6.04USドル(約660円)。ミネラルウォーター1リットルは、ブラジルのサンパウロが3.09USドル(約340円)、モスクワが2.99USドル(約330円)、北京が2.4USドル(約260円)と高い結果になった。

なお、209都市のうちもっとも物価が低いのはチュニジアのチュニス(チュニジア)、次いでビシュケク(キルギスタン)、スコピア(マケドニア)、ウィントフック(ナミビア)、ブランタイヤ(マラウイ)だった。