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国交省、貸切バス事業者に覆面調査へ、調査員がバス乗り込みで現場の状況を確認

国土交通省は、今後、貸切バス事業者に対して、さらなる輸送の安全確保の状況を確認する目的で抜き打ち調査を実施する。民間の調査員が一般の利用者を装い、実際に運行する貸切バスに乗り込み調査するもの。休憩時間の確保、シートベルトの装着、交替運転者の配置、危険運転の有無、車内及び車外表示など現場でしか分からない法令遵守状況を調べるという。

調査は特定期間などを設けず、随時実施。この調査で法令違反の疑いが確認された事業者に対しては、後日、国による監査が実施されることになる。

国交省は2017年6月、貸し切りバス事業者に対する監査方針を一部改正。重大な事故を引き起こした事業者など悪質業者に対する国の監査を強化してきた。今後、こうした覆面調査でさらなる事故防止を図る考えだ。