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リーガロイヤル、ホテル2軒の旧運営企業が特別清算、負債総額は合計157.7億円

東京商工リサーチによると、広島市のRRHH(旧リーガロイヤルホテル広島)が2017年12月5日、特別清算開始決定を受けた。また、12月11日には関連会社のRRHK(旧リーガロイヤルホテル小倉)も特別清算を開始。負債総額はRRHHが約89億5100万円、RRHKが約68億1600万円となり、2社合計で約157億6700万円となっている。

RRHHは中国四国地区最大級の都市型ホテル(旧リーガロイヤルホテル広島)を経営し、ピーク時の1999年には売上高約133億9600万円を計上していた。しかしその後の設備投資などの負担が大きく、2014年時点で約91億7300万円の債務超過に陥った。その後、財務体質強化を図ったが債務超過の解消ができず、2017年9月、会社分割をおこない新会社「リーガロイヤルホテル広島」に事業を継承、RRHHに商号変更後に解散した。

RRHKは北九州市内最大級の上級ホテルを経営し、ピーク時の1997年には約57億9900万円の売上高を計上していた。しかし、多額の初期投資の影響で赤字計上がたびたび発生。1998年の累積赤字は約76億7300万円に膨らんだ。その後、親会社から債権放棄を受けるなどで財務体質強化をはかったものの、2017年3月期の累積損失は約67億5800万円。2017年9月、会社分割をおこない新会社「リーガロイヤルホテル小倉」に事業を継承。RRHKは解散した。

なお、「リーガロイヤルホテル広島」「リーガロイヤルホテル小倉」いずれも、新会社が新たな運営会社となって従来どおりに営業している。