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長野・別所温泉の老舗旅館「中松屋」が民事再生、負債総額は約6億円 ―東京商工リサーチ

東京商工リサーチによると、長野県上田市別所温泉の中松屋旅舘が2018年1月23日に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約6億円。※画像は同社ホームページより(2018年1月25日現在)。

同社は江戸中期・享保時代に創業した老舗旅館で、展望露天風呂や貸切風呂、全館畳敷きの純和風旅館として運営していた。

景気低迷の影響などで2010年5月の売上が約2億3500万円に落ち込んだものの、その後、営業努力が功を奏して集客が増加。NHK大河ドラマ「真田丸」効果もあって2017年5月期には売上高約3億6000万円を計上した。しかし、過去の債務の負担が大きく財務面が悪化。民事再生法による再建を図ることになった。