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農山漁村への滞在を推進する新団体設立、農協や民泊「百戦錬磨」らが発起人、国内外の旅行者誘致へ

民泊仲介サイト「ステイジャパン」などニューツーリズム推進を主事業とする百戦錬磨と農協観光、全国農協観光協会、時事通信社が発起人となり、一般社団法人日本ファームステイ協会を発足した。今後、全国の関係組織・団体とともに農泊(農山漁村滞在型旅行)を通して地域の魅力を創出し、国際水準に合致した農泊市場の確立と農山漁村地域の所得向上、地域活性化を目指し、本格的に推進していく。

農泊とは、農山漁村で農家民宿や古民家を活用した宿泊施設での滞在を通し、日本の伝統的な生活体験と地域の人々との交流など、その土地の魅力を楽しむ旅行のこと。農山漁村の所得向上を実現する重要な柱として位置付け、国内旅行者はもちろん訪日外国人客も積極的に誘致し、地域活性化を図る。そのため、農泊をビジネスとして実施できる地域の体制整備が急務だという。

なお、名称にファームステイを用いたことについて同協会では、欧州などで農家や農場一帯、田園地域での滞在型旅行を指す用語であり、日本人にも農村などでの地域滞在が想起されやすいと説明。受け入れる地域側にとっては、地方創生に欠かせない訪日外国人を意識しやすいことも採用の理由だという。

一方、英語表記では「Japan Countryside Stay Association」とした。英語のネイティブスピーカーにとって「Farm Stay」は農場滞在のイメージに限定される可能性があるためで、「農山漁村など都市以外の地域での滞在」を意味する「Countryside Stay」を採用した。

同協会の理事・顧問、および設立発起人は以下の通り。

一般社団法人日本ファームステイ協会・代表理事、理事、顧問

一般社団法人日本ファームステイ協会・設立発起人

日本ファームステイ協会ホームページ