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鉄旅オブザイヤー2017発表、グランプリはお座敷列車「宴」で貨物線を行くクラツーの貸切ツアー

鉄旅オブザイヤー実行委員会は2018年2月、「鉄旅オブザイヤー2017」の結果を発表した。鉄旅オブザイヤーとは、旅のプロが企画する鉄道旅行を発信し、鉄道旅行そのものをさらに楽しんでもらうために開始したもので、JR旅客6社のほか、日本観光振興協会や日本旅行業協会(JATA)、全国旅行業協会(ANTA)などが後援している。

2017年度のグランプリは、クラブツーリズムの「通常は運行していない貨物線も走行! ~お座敷列車「宴」利用 東京・神奈川・千葉の1都2県貸し切り列車でぐるり周遊・日帰りの旅 ~」に決定。通常は乗ることができない貨物船に乗ることができる特別感のある企画を評価した。同ツアーには570名の集客実績があるという。

準グランプリは、読売旅行の「出発進行!読売旅行貸切 銚子電鉄七夕列車と 銚子・夏のおもてなし」。地域貢献に寄与する魅力的な作品として評価された。自社マーケットのみの告知で、約1500名を集客した実績も高く評価された。

このほか、2016年度から開始された旅行会社以外の鉄道ファンによる夢の企画を募集する「一般部門」では、ベストアマチュア賞に吉田直哉さんの「じゃんけんに負けたら強制下車★山陰本線でめざせ!途中下車の達人」が受賞。自由気ままな途中下車の旅を楽しむイベント性のあるユニークな企画として、すごろくのような楽しさと切り口の斬新さが評価された。

今年の受賞企画は旅行会社部門、一般部門をあわせ、中国・山陰地方の鉄道利用が多かったようだ。受賞企画の一覧は以下の通り。

鉄旅オブザイヤー2017 受賞企画

▼旅行会社部門

グランプリ

準グランプリ

審査委員特別賞

ルーキー賞

DC賞

▼一般部門

ベストアマチュア賞

純アマチュア賞(2作品)