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【図解】地震・台風に見舞われた9月、韓国・中国・台湾・香港からの訪日外国人旅行者数を比較してみた

日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数を東アジア主要4か国/地域(韓国・中国・台湾・香港)でみると、2018年9月(推計値)は韓国が前年比13.9%減の47万9700人、中国が同3.8%減の65万2700人、台湾が同5.4%減の32万9100人、香港が同23.8%減の12万6200人。台風第21号の影響による関西空港の閉鎖や北海道胆振東部自身の影響による新千歳空港の閉鎖などで、これら拠点への訪日需要が停滞。4か国・地域ともに前年比マイナスを記録した。

韓国・中国・台湾・香港の直近12カ月の推移は以下のとおり。

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JNTOでは韓国について、関西空港閉鎖の影響を大きく受けた一方で、昨年は10月だった秋夕(チュソク・旧盆休暇)が今年は9月下旬となり、9月末には訪日需要の高まりがみられたとしている。中国は、関西空港の閉鎖や北海道路線の欠航、団体旅行のキャンセルや延期が発生。クルーズ船も台風などの影響で欠航や寄港中止となり、前年を下回る結果に。

香港では、日本の災害に加えて香港を直撃した台風22号の影響もあり、団体旅行・個人旅行ともに大きな影響を受けた。台湾は、中秋節の休暇が9月3連休となったことで一定の旅行需要はみられたが、災害の影響で他3市場同様に前年割れとなっている。