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世界最大級の観光産業向け国際会議「ITBベルリン2019」が閉幕、来場者は16万人を突破

2019年3月6日から10日までの5日間、ドイツ・ベルリンで世界最大級の観光産業向け国際会議「ITBベルリン」が開催された。今年の来場者数は昨年を超えて16万人を突破。181か国・地域から1万以上の出展者が参加して盛況のうちに閉幕。英国のEU離脱や貿易摩擦といった国際的な不安定要素もあるなか、旅行業界に向けた世界的な需要は引き続き安定していることを示唆する結果となった。

今年の特徴は、急速な成長を見せている最新技術を用いたタビナカ企業(Technology, Tours & Activities:TTA)分野の展示が初めて行われたこと。来場者や出展者に対しておこなった満足度調査では、同分野の展開が特に評価が高い結果に終わったという。

また、今年は業界各分野をリードする登壇者の数も過去最高を記録。オーバーツーリズムやサステナビリティ、気候変動、ラグジュアリー旅行市場における顧客需要の変化、未来のモビリティといったトピックが注目を得た。

ドイツ観光業連合協会(BTW)のマイケル・フレンゼル会長によれば、「旅行業界では、増大する旅行需要に対応できるよう十分な整備が行われていることから、2019年は業界にとって良い年になる」と予測。2020年は3月4日から8日までの開催予定としている。

なお、トラベルボイスは、ITBベルリンとITB中国の「公式メディアパートナー」として提携している。

ITBベルリンで賑わいを見せる日本ブース