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「ツーリズムEXPO 2019」開催概要を発表、今年は大阪で「観光による地方創生」を、「IRゲーミングEXPO」も同時開催へ

日本観光振興協会と日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)は2019年のツーリズムEXPOジャパンの開催概要を発表した。開催期間は2019年10月24日から27日までの4日間で、今年は初めて大阪で実施。来場数は4日間で13万人(業界日で3万4000人、一般日で9万6000人)を見込む。

主催者は今回、2019年のG20やラグビーW杯、2021年のワールドマスターズゲームズ、2025年の日本国際博覧会などで世界の注目が集まる大阪を「ゲートウェイ」と位置づけ。同イベントを起爆剤として関西圏への集客につなげていきたいとしている。

その流れを受け、今年のテーマは「私の旅は、次のステージへ。」に決定。関西ならではのポイントとして、(1)観光による地方創生、(2)新しいツーリズムのカタチの創造、(3)ゲートウェイ関西の魅力とパワーの再発見、の3点を提示。観光産業の発展成長とさらなる規模拡大を促進し、観光の未来を示す観光産業総合見本市としていく。

会期中、国際会議では、世界のキーパーソンが集結するフォーラムやセミナー、15カ国の観光大臣や観光機関のリーダーが参加する観光大臣会合を予定。「デジタルマーケティングシンポジウム」「海外シンポジウム」「エンターテインメント・シンポジウム」といったテーマ別のシンポジウムを計画する。

展示商談会には、世界100以上の国・地域、国内47都道府県が参加。今年も事前アポイント制で旅行商品造成企画責任者と出展者が商談を実施し、5500セッションを展開する見通しだ。

交流の場としては、開催初日に出展者や協賛社、関係来賓3000名が集合してネットワーキングを行う「ウェルカム・レセプション」を実施。ステージにはだんじりや大阪河内音頭など、大阪・関西らしいコンテンツも登場する。

そのほか、国内外の組織を対象に、ツーリズムへの優れた貢献を表彰する恒例の「ジャパン・ツーリズム・アワード」も開催。今年は「国土交通大臣賞」「観光庁長官賞」「学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワード」も表彰する。

また、同時開催として国内初のイベント「IRゲーミングEXPO」を実施。IR(統合型リゾート)とツーリズム産業をつなぐ内容で、関連団体のビジネスマッチングや一般来場者に向けたIR理解促進を予定する。さらに、日本経済新聞社との共催で今年も「インバウンド・観光ビジネス総合展」も開催。ここでは訪日観光事業に特化したマーケティングやICTソリューションなど、様々な分野のコンテンツを展示予定だ。

なお、大阪開催の翌年、2020年の同イベントは2020年10月29日~11月1日まで、沖縄で開催することが決定している。

ツーリズムEXPOジャパン 大阪・関西 開催概要