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外国語ガイドの新組織「インバウンドガイド協会」発足、ガイド検定や自治体向けの講座など計画

外国語ガイドの人材育成やサービス品質向上推進をおこなう団体「インバウンドガイド協会」が、2019年7月に発足した。訪日外国人旅行者の多様化への対応や、日本での旅行体験の向上、地域観光活性化を通じた地方創生などにつなげるのが目的だ。会長には、日本観光振興協会 理事長の久保成人氏が就任。また、日本観光振興協会前理事長の見並陽一氏が理事長の任に就く。

今回の取り組みは、2018年1月に施行された改正通訳案内士法で、資格がなくてもガイドに従事できるようになったことなどを背景に、人材育成やサービス品質向上への取り組みが急務と考え、協会設立に至ったもの。企業や自治体が幅広く連携するかたち進める。

具体的には、2020年3月にはガイド業務に求められる知識やスキルをサポートする書籍の出版を予定。また、2019年11月以降、会員自治体でインバウンドガイド講座を、2020年6月にはインバウンドガイド検定を計画してる。いずれも、有償・無償や全国・地域通訳案内士資格の有無を問わず、外国語による訪日外国人旅行者向けのガイド業務に従事する人を対象に展開する予定だ。

同協会の役員は以下のとおり。事務局は訪日外国人向けにプライベートツアーサービスを提供するotomo(オトモ)が担当する。

インバウンドガイド協会 役員

インバウンドガイド協会