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JALと野村総研、デジタルマーケティング合弁会社で事業拡充、新・体験型サービスで会員組織発足へ

日本航空(JAL)と野村総合研究所による合弁会社「JALデジタルエクスペリエンス」はこのほど、様々な業界のパートナー企業との提携をおこなった。合わせて、新会員組織「CLASS EXPLORER(クラス・エクスプローラー)」を創設し、会員サービスも開始する。

JALデジタルエクスペリエンスは、提携企業とともに「旅」を基軸にした新たな体験型サービスを共創する目的で設立した合弁会社。野村総研が強みとするデータアナリティクスや人工知能(AI)技術も活用しながら、個人のニーズに合わせたサービスを提供し、デジタルトランスフォーメーションの実現を目指す。

また、今回新たに発足した「CLASS EXPLORER」のコンセプトは「知的好奇心を失わず、未知の体験を求めて旅する『エクスプローラー(冒険者)』に、人生を豊かにする新しい体験を提案する」。JALを利用する顧客の中から、AIが「エクスプローラー」と推定した人にインビテーションを送付する予定としている。

今回提携をおこなったのは、SKYTREK、朝日航洋などの航空業界、一休、オークラニッコーホテルマネジメント、帝国ホテルなどの宿泊業界のほか、ジャルパック、ゴルフ、自動車、インテリア、不動産など様々な業界の23社。

たとえば富裕層向け不動産仲介をおこなうセブンシグネチャーズ(Seven Signatures International)は、今回の業務提携を通じて、ハワイ・オアフ島の「トランプ・インターナショナル・ホテル・ワイキキ」の宿泊や、これまで不動産所有者だけに提供してきたコンシェルジュサービスなどを「CLASS EXPLORER」会員向けに提供。このサービスをきっかけに海外不動産を購入した会員には、JALマイレージを積算するプログラムを用意する。

そのほか、提携パートナー企業は以下のとおり。

提携パートナー企業(五十音順)