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グーグル地図で目的地を翻訳して読み上げる新機能、旅行中の言語の壁を想定、日本語含む世界50カ国に対応

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グーグルは2019年11月以降、グーグルマップ上で「グーグル翻訳」を併用できる新機能を追加する。海外を旅行中、現地の言葉を話したり読んだりできないユーザーが、タクシー運転手に目的地を伝えたり、通行人に道を聞く、といった場面を想定している。日本語を含む世界50カ国に対応するほか、順次、言語数を増やしていく予定だ。

例えば英語版グーグルマップのユーザーが、日本の目的地である「The National Art Center, Tokyo(新国立美術館)」を選択。同美術館の情報ページを表示すると、名称の横に、スピーカーボタンのアイコンが表示される。これをタップすると、音声機能が現地の言葉で施設名を読み上げ、相手に行き先を伝えてくれる。

相手との会話をさらに続けたい場合は、グーグルマップからグーグル翻訳へとアプリを素早く切り替えることもできる。

グーグル:発表資料より

さらに、この「テキストからスピーチへ」と切り替わる新機能では、スマホユーザーが日常どの言語を使用しているかを自動的に検知し、表示している地図の場所で、翻訳ヘルプが必要かどうかも判断する。ヘルプが必要と判断した場合に、スピーカーボタンのアイコンが地図上でも表示される仕組みだ。