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和歌山県太地町、ワーケーション事業で地方創生を、「働く+遊ぶ+学ぶ」で新プログラムの造成へ

和歌山県太地町と日本能率協会マネジメントセンター(JMAM、ジェイマム)はこのほど、太地町でのワーケーション事業実施に向けた包括連携協定を締結した。新型コロナウイルスの影響で場所にとらわれない働き方や高い生産性を生み出す仕組みづくりが注目されるなか、ワーケーションを通じて地方創生、働き方改革を目指す。

ワーケーションとは、Work(働く)とVacation(休暇)を組み合わせた造語。太地町では「働く+遊ぶ」に「学ぶ」要素を付加し、学びのプログラムを組み立てる。旅行関係で南紀白浜エアポート、プログラム開発で太地町漁業協同組合が参画する。

具体的には太地町が推進している「太地町とくじらと自然公園のまちづくり」構想を活かし、初年度は「くじら×FACTFULNESS」をテーマに年間1コース造成する。太地町はかつて捕鯨で栄えた地域で、歴史やくじらとの共生などについて学ぶほか、秋の例大祭への参加で地域の人たちとの交流も盛り込む。ターゲットは首都圏企業の若手管理職。東京でも関連セミナーを開催する。