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タイLCCノックスクートが清算、新型コロナの影響で経営がさらに悪化、回復見込めず

バンコク拠点のLCCノックスクートは2020年6月26日(現地時間)、取締役会で同社の清算を決議したと発表した。今後開催される株主総会でも承認される見通し。

ノックスクートは、シンガポール航空の子会社スクートとタイのLCCノックエアの合弁会社として2014年に設立。これまでもネットワーク拡大が進まず、競争環境が激化するなど数々の困難に直面してきたが、新型コロナウイルスによる影響で経営がさらに圧迫されていることから、取締役会は今後の回復と持続可能な成長は不可能と判断した。

すでに、タイの労働法に基づいて425人の従業員が整理されている。清算に向けた作業を行う従業員も、清算完了後に解雇される予定。

ノックスクートは、タイからの訪日外国人旅行者の増加を受けて、2018年6月に成田/バンコク(ドンムアン)線に就航。その後、同年10月には関西/バンコク線、2019年10月には札幌/バンコク線に就航していた。