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東京メトロ、MaaS機能実装した新アプリ公開、鉄道・バス・タクシーなど経路検索機能でスムーズな移動

東京地下鉄(東京メトロ)は2020年8月27日、MaaS機能を実装した新アプリ「東京メトロmy!アプリ」を公開した。同社が今年3月に開始した東京における大都市型MaaSの取り組み「my!東京MaaS」の一環。

具体的には、これまでの東京メトロアプリを段階的にリニューアルする。リアルタイムな運行情報・列車走行位置がより分かりやすくなるようデザインを刷新したほか、新たに鉄道・バス・タクシー・シェアサイクルを含む経路検索に対応する機能を追加。タクシーアプリ「JapanTaxi」、「S.RIDE」、シェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」、「bike share service」とも連携し、経路検索の結果を引き継いで各アプリを起動するなど、出発地から目的地まで連続性の高いスムーズな移動の提案を図る。

また、「混雑見える化」の取り組みも拡大し、東京メトロ全9路線について、全区間(342区間)、全駅(171駅)の改札口の混雑状況をアプリで確認できるようにした。

発表資料より

新アプリ「東京メトロmy!アプリ」には、経路検索のナビタイムジャパンがマルチモーダルルート検索機能を提供。徒歩、鉄道、バス、タクシー、シェアサイクルといったさまざまな移動手段を組み合わせて、複数の移動ルートを提示できるようにした。地下鉄の駅出口を出てから次にどの方向へ進めばよいかの案内や、バス停の正確な位置情報などの情報も表示する。

さらに、東京メトロ・都営地下鉄を優先するルートも提案し、1日乗車券利用時や乗車ポイントを貯めたいニーズにも対応する。

なお、新アプリと既存アプリは当面、並行して稼働。東京メトロによると、統合時期は決定次第、発表するという。