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旅行大手Trip.com、 2020年第2四半期の売上高は64%減、中国の国内旅行回復で宿泊売上げは改善

トリップ・ドッコム・グループは、2020年第2四半期の営業実績を発表した。中国の国内旅行市場で力強い回復が見られたものの、新型コロナウィルスの営業全般に及ぼした影響は大きく、売上高は前年同期比64%減の32億人民元(約495億円)と大幅な減収。営業損失は6億8800万人民元(約105億円)。当期損失は4億7600万人民元(約73億6000万円)で前年同期の4億300万人民元(約62億3000万円)から若干悪化した。

部門別に見ると、宿泊予約の売上高は同63%減の13億人民元(約201億円)だったが、中国国内旅行市場の回復により、第1四半期からは9%増となった。この期間、同社では経営陣が自らオンライン出演して宿泊施設を販売するライブコマースを実施。大きな売り上げを記録している。交通チケットの売上高は同66%減の12億人民元(約185億円)。パッケージツアーの売上高は同88%減の1億3000万人民元(約20億円)。業務渡航の売上高は同47%減の1億6200万人民元(約25億円)と減収となったものの、第1四半期からは29%増となった。

同グループは、期間中コスト削減にも注力。販売マーケティング費は同69%減の6億6100万人民元(約102億円)に抑制。一般管理費は同37%減の5億1300万人民元(約79億円)に抑え込んだ。

※人民元円換算は1人民元15円でトラベルボイス編集部が算出