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最新音響技術「8Dオーディオ」で人気観光地を体感、オーストラリア政府観光局が動画公開、ウルルやオペラハウスなど

オーストラリア政府観光局(TA)はこのほど、オーストラリア各地の風景をおさめた動画シリーズ「8Dエスケープ」を公開した。最新の立体音響技術により、視聴者がヘッドフォンを装着すると、実際にその動画の場面を体感しているかのように音楽や物音が全方向から聞こえてくる仕組み。オーストラリアのアイコンであるウルル、シドニー・オペラハウス、フレーザー島、デインツリー・レインフォレストなどの人気観光地の情報を発信する。

まだ日本では馴染みのない8D立体音響。オーストラリア旅行の疑似体験ができる動画として、音響とともに青、赤、マゼンタ、緑、黒、白という6色のテーマをもとに制作されている。解析を依頼された日本音響研究所所長の鈴木創氏は、「特に、緑がテーマの動画では、オーストラリアの熱帯雨林の小川をさかのぼっていく映像と、カエルや鳥の鳴き声、虫の羽ばたきなど生命感に満ち溢れている音がバリエーション豊かで、森林浴をしたかのような気分になれる。五感で自然を感じ取ってほしい」などと述べている。

オーストラリア政府観光局「オーストラリアを8Dオーディオで体感」