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KLMオランダ航空、合成ケロシン利用の旅客機運航に成功、持続可能な燃料の開発を推進

KLMオランダ航空はこのほど、世界で初めて合成ケロシンを使用した旅客便の実用運航に成功した。合成ケロシンはシェルのアムステルダム研究センターでCO2、水、地産エネルギーを使って生産され、2021年1月にアムステルダム/マドリッド間を航行した。

KLM 代表取締役社長兼CEOのピーター・エルバース氏は、「すでにCO2排出量の大幅削減のために最新式機材への更新を進めているが、さらにCO2削減を実現できるのが持続可能な航空燃料の活用。今回の成功を機に、この分野の開発をさらに展開したい」などと述べている。

なお、オランダは、2050 年までにヨーロッパの全ての航空会社が持続可能な燃料のみで運航できるよう、航空燃料(バイオ燃料と合成ケロシン)の開発・実用化を進めている。