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エアバス社、2021年の旅客機引き渡し機数は8%増、受注機数は前年の倍に

大手航空機メーカーのエアバス社は、2021年に前年比8%増となる611機の旅客機引き渡した。そのうち4分の3以上が単通路のA320ファミリー。長距離用の広胴機の引き渡しは、国際線の回復が遅れていることから、引き続き低迷した。地域別で見ると、最も引き渡し機数が多かったのはアジア太平洋で全体の30%を占めた。

エアバスは、2021年12月に入り引き渡し機数でライバルのボーイングを上回った。これは、ボーイングが生産ライン調整のために主力の787の引き渡しを停止し、737MAXの増産でも課題を抱えているため。

一方、2021年の受注機数はキャンセル分を差し引いて507機。キャンセル分を加えれば、2020年のおよそ倍となった。その大部分が短中距離用のA320neo。2021年末の受注残機は計7082機。