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NEXCO東日本とNTTドコモ、京葉道路でも「AI 渋滞予知」の実証実験、当日の人出から所要時間や交通需要を予測

東日本⾼速道路(NEXCO東日本)とNTTドコモは、東京湾アクアラインと関越⾃動⾞道で実施してきた「AI 渋滞予知」について、新たに京葉道路でも実証実験を開始した。さらに、予測の配信時刻を14時から13時に1時間前倒し、サービスを向上させた。

AI 渋滞予知は、ドコモが持つ携帯電話ネットワークの仕組みを利⽤して作成されるリアルタイム版モバイル空間統計と、NEXCO東日本が保有する過去の交通量・渋滞・規制などの実績データをもとにドコモが開発。さらに、NEXCO東日本の交通⼯学的知⾒・ノウハウを掛け合わせることで、当日の人出から所要時間や交通需要を予測しドライバーに配信している。

京葉道路は、東京都⼼と千葉県を結ぶ重交通路線で、NEXCO東日本管内でも渋滞が多く発生する路線のひとつ。今回の実証実験に先⽴ち、京葉道路蘇我IC から篠崎ICまでの過去(979日分)の交通状況について、予測による所要時間と実際の⾛⾏時間を⽐較したところ、30分以上の誤差となった日数は、「従来予測」の115日(11.7%)に対して、「AI 渋滞予知」では14日(1.4%)となり、⼤幅な精度向上(30 分以上の誤差となった日数の減)を確認しているという。