ブッキング・ドットコム（Booking.com）は、現地体験予約プラットフォームのクルック(Klook)と長期的な戦略パートナーシップを締結した。これにより、ブッキング・ドットコムを通じて、クルックが取り扱うアクティビティやアトラクションを予約することが可能になる。

クルックはアジア地域を中心にビジネスを展開。ブッキング・ドットコムとしては、今回の連携によって、同地域のタビナカ体験を充実させ、送客を拡大していきたい考えだ。すでに、クルックの商材はブッキング・ドットコムが展開する30を超える国・地域175都市で公開されている。日本語サイトでも、クルックが提供する商品は備考欄に「運営会社 Klook」と表示されている。

Booking.comサイトよりクルックとの連携に先立ち、ブッキング・ドットコムは、世界中の博物館やアトラクションの入場券販売を扱う「ミューズメント(Musement)」とトリップアドバイザー傘下の現地ツアー予約「ビアター(Viator)」と提携。特に北米や欧州の市場でのタビナカ体験を提供するサイトとの連携を強化している。

ブッキング・ドットコム旅行部門担当上級副社長のマシアス・シュミッド氏は、クルックとの連携について、「世界中で国境が開き、制限が緩和されている中、今年は旅行市場にとって重要に年になる。人々は再び旅行に出かけ、目的地での特別な体験を求めている」と説明している。