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秋田県・八峰町観光協会、都会の若者が田舎で農業で副業生活する体験事業、新モデル構築へ調査も

秋田県の八峰町観光協会が「半農半X(はんのうはんエックス)」体験を実施している。半農半Xとは、田舎に滞在しながら自分の仕事をリモートワークで継続しつつ、農林漁業などでも収入を得る働き方のこと。秋田県農林水産部農山村振興課より「あきた田園ライフ調査事業」を受託し、これまで8組10名を受け入れ、今後さらに2名を受け入れる予定。実施期間は2022年12月3日までで、約3週間の滞在期間中、取り組みの様子を情報発信してもらうほか、新しい兼業スタイル「あきた型半農半X」モデルの構築を目指して調査も進める。

東京都、神奈川県、愛知県、大阪府といった都会のほか、秋田県内から応募があり、ITエンジニアやカメラマン、モデル、セノグラファー、ギタリストなど多岐にわたる職業の参加者が半農半Xを体験する。半農半Xを切り口に、付加価値創造のイノベーションや関係人口の創出を見込む。今後も、都市のニーズと地方の課題を丁寧にマッチングさせることで、まちの景観維持と心豊かな暮らしづくりを目指す。