
商船三井クルーズが2025年夏のクルーズ販売を強化している。2024年12月に新規就航したクルーズ船「三井オーシャンフジ」の予約で、旅行代金8%相当の割引、次回クルーズで使える10万円分の優待券、先着によるシングル追加代金割引、ファミリー向けの割引といった特典を用意。三世代、ひとり旅を中心に夏の旅行需要喚起を図る。
対象は2025年6月30日までの予約で、7月27日発「神戸発着 青森ねぶた祭・秋田竿燈まつりと夏の日本海クルーズ(13日間)」、8月24日発「夏の小豆島・長崎・済州島クルーズ(10日間)」など7クルーズ。「三井オーシャンフジ」は全室スイート、オーシャンビューで、4つのダイニング、プールなども完備している。
国際客船協会(CLIA)の調査によると、2023年の世界のクルーズ利用者は3170万人と、パンデミック前と比較しても6.8%上回る水準に回復。平均乗船年齢は46歳で、40歳以下の利用者が36%を占めるなど、若年層のクルーズ需要が拡大している。さらに、一人旅クルーズの人気も高まり、世界全体で8%を占めるまでに成長。米国やカナダではその傾向が特に強まっているという。