
日本旅行業協会(JATA)は、「旅行業務取扱管理者定期研修」を受講から修了書発行までオンラインで完結できるようにする。これまでは年3回、オンライン講義と集合研修で実施していたが、インターネットを利用したオンデマンド形式の動画配信のみとし、随時受け付ける。2025年6月30日から募集を開始した。
申し込み完了後40日間にわたり、合計約6時間の講座をインターネットで配信。すべての講座を視聴後、修了書をダウンロードできる仕組みで、利便性が向上する。
旅行業者は営業所ごとに選任した旅行業務取扱管理者を置いており、旅行業務に関する法令、旅程管理といった職務に関して必要な知識及び能力の向上を図るため、2018年1月に施行された改正旅行業法で、JATAが実施する「旅行業務取扱管理者定期研修」を5年ごとに受けることを義務づけられている。