
写真:観光庁
2025年9月12日、G20観光大臣会合が南アフリカ共和国ムプマランガ州のクルーガー国立公園内で開催された。会合では、持続可能で包摂的かつレジリエントな観光(回復力を備えた観光)の実現を目指す「ムプマランガ宣言」を採択した。日本からは高橋克法国土交通副大臣らが出席した。
観光庁によると、観光大臣会合で主に議論されたのは、デジタルイノベーションを通じた企業・中小企業支援、観光分野における資金調達と投資、シームレスな旅行のための航空ネットワーク、観光開発のためのレジリエンス強化の4点。観光が開発の主要な原動力であることを認識し、持続可能で包摂的かつレジリエントな観光を実現するため、国際的な協力及び官民連携を強化することについて合意した。
このほか、高橋副大臣はインドネシア、アラブ首長国連邦、ブラジルの観光行政トップらとも会談。観光交流促進に向けた協力や国連世界観光機関(UNツーリズム)との連携などについて意見交換をおこなった。