発表資料より
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は2025年10月9日から、同社のクラウド型録画サービス「VisualStage Type-S」と、タイムリープ社が提供する遠隔接客サービス「RURA」の連携を開始した。これにより、店内や施設に設置された複数のカメラ映像を活用し、リモート接客スタッフがより広い視野で顧客や現場の状況を把握できるようになり、高品質な接客と接客機会の最大化を支援。リモート接客の普及拡大を見据えて展開を進める。
キヤノンMJは2024年12月にタイムリープ社と資本業務提携契約を締結。「RURA」は非対面でも円滑なコミュニケーションを実現する遠隔接客サービスで、インバウンド向けにリアルタイム翻訳機能も備えている。「VisualStage Type-S」と連携することで、リモート接客スタッフのオペレーター画面に複数カメラ映像を表示し、「RURA」の対面カメラだけではとらえられなかった顧客の店内行動や周囲の状況を俯瞰的に把握できるようにし、人手不足や省人化が進む店舗の運営効率や業務負担軽減を図る。
今後は、ハイブリッド型クラウド映像プラットフォーム「VisualStage Pro powered by Arcules」と「RURA」の連携も予定。店舗や施設単位にとどまらず、多拠点に設置された既存のマルチベンダーカメラの連携も実現し1000台の早期導入を目指す。2025年4月の旅館業法改正により、カメラや自動チェックイン機器による本人確認が可能となったことを受け、宿泊業界への導入提案も強化する。