KNT-CTホールディングスは、2026年3月期中間期(2025年4月1日~9月30日)の連結決算を発表した。それによると、国内、海外、訪日とも堅調に推移したことから、売上高は前年同期比9.0%増の1465億4700万円となった。
費用面では給与のベースアップなどによる人件費やシステム経費などが増加したものの、増収による売上総利益の増加や費用支出の最適化を図ったことで、営業利益は同33.1%増の29億7800万円、経常利益は同36.3%増の35億2500万円、純利益は同23.8%増の31億2200万円となった。
期間中、国内個人旅行ではクラブツーリズムの添乗員同行ツアーでテーマ性の高い旅行商品の造成を強化。団体旅行では、近畿日本ツーリストが企業コンベンションの取扱いに加え、夏の各種スポーツ大会など学生団体の需要獲得を進めた。
海外個人旅行では、クラブツーリズムの添乗員同行ツアーで各方面が好調に推移し、特に、欧州方面のツアーが人気を集めた。団体旅行では、近畿日本ツーリストが 企業イベントや報奨旅行などMICE案件や、海外見本市をはじめとした視察旅行などの受注拡大に努めた。
通期連結業績予想は変更せず、売上高2980億円、営業利益65億円、経常利益73億円、純利益68億円を見込む。