熱海観光局がアウトドアメーカー「モンベル(mont-bell)」と連携し、温泉だけではない熱海の魅力を発信する。モンベルが展開する提携制度「モンベル・フレンドエリア」に参画。約120万人のモンベルクラブ有料会員に向け、熱海の自然体験やイベント、優待施設情報などを、モンベルの公式クラブサイト、アプリ、会報誌などの媒体を通じて発信する。
熱海は日本有数の温泉地として広く知られる一方、富士山を望むハイキングやトレッキング、SUP、ツリークライミングといった自然景観を活かしたアウトドア系のアクティビティの認知度は道半ば。モンベルとの連携によってプロモーションを加速し、認知度向上を図る。
「モンベル・フレンドエリア」は、モンベルが提携する自治体や観光団体を対象に、地域の自然や文化を活かした観光振興を推進する制度。地域内の宿泊施設・体験施設・飲食店などが会員向けにアプローチできる。市内事業者と連携しながら施設の利用につなげ、サステナブルツーリズムやアドベンチャーツーリズムとしての熱海の魅力発信を強化する。静岡県内での「モンベル・フレンドエリア」登録は初めて。
熱海観光局は「アウトドアの視点から熱海の新たな魅力を掘り起こし、持続可能な観光まちづくりへとつなげていくことを目指す」とコメントしている。