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ニュージーランド政府観光局、映画「楓」に撮影協力、星空保護区テカポを舞台に、HISが特別ツアーを企画

©Igor Hoogerwerf

ニュージーランド政府観光局が撮影協力した日本の映画「楓(KAEDE)」が2025年12月19日、全国公開された。主要ロケ地であるテカポをめぐるニュージーランドの特別ツアーをエイチ・アイ・エス(HIS)が企画するなど、同局はロケ地をめぐる観光客の誘致に期待を寄せている。

行定勲監督の同作品は、数多くのアーティストにカバーされ27年にわたり愛され続けるスピッツの名曲「楓」を原案に、劇中の多くのシーンがニュージーランドの南島で撮影された。

Ⓒ2025 映画『楓』製作委員会

テカポは、雄大な山々に囲まれ、ターコイズブルーの湖に面しており、一帯はニュージーランドで最大規模の星空保護区、アオラキ・マッケンジー・国際ダークスカイ・リザーブの一部となっている。撮影時に、福士さん、福原さんがニュージーランド地元産のフレッシュなケータリングを楽しんだり、紅葉が美しい街、テカポ湖での風景といった舞台裏をとらえた映像もYouTubeで公開されている。

なお、映画の中で主人公のふたりをつなぐのがテカポの星空。物語の舞台となる南島は、国際的に認定されたダークスカイ・リザーブやサンクチュアリが点在し、人気の観光スポットとなっている。