世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は、オックスフォード・エコノミクスと共同で作成した最新報告書の中で、G20諸国にスペインを加えた国々による旅行・観光投資は2035年までに12.5兆ドル(約1975兆円)に達すると予測した。今後10年間で、旅行需要が年率3.3%の成長が見込まれているなか、資本投資はそれよりも高い年率4.6%で増えると見通している。
今後10年間の投資の伸びは需要を上回ると予想されているが、WTTCは、短期的には投資は需要の増加するスピードに追いつかず、宿泊施設の供給不足や局所的なオーバーツーリズムが生まれ、既存の観光インフラに負担をかける可能性があるとしている。
投資戦略は国によって異なり、一部の国は将来のニーズを見据えた戦略的な投資を進めている。ドイツは2035年までに5430億ドル(約86兆円)を投資する計画。これは、需要に対する1.39倍の投資率だ。また、スペインは2035年までに3490億ドル(約55兆円)を投資する予定。こちらは需要の1.46倍の投資率となる。
※ドル円換算は1ドル158円でトラベルボイス編集部が算出