東南アジア拠点のライドシェア大手Grab(グラブ)は、2026年4月7日から5月31日までの期間、配車サービスにおける燃油追加課金(Fuel Surcharge)を一時的に改定する。今回の改定では、乗車1回あたりの追加課金を従来の0.5シンガポールドル(約60円)から0.9シンガポールドル(約115円)へ引き上げる。世界的な燃料価格の高騰でドライバーの運営コスト増加を支援する。
この追加課金は、標準的なタクシーおよびメーター制タクシーを除く、すべてのGrabの配車サービスに適用。透明性を高めるために、以前の燃料価格高騰時に導入された「ドライバー手数料(Driver Fee)」という名称から「燃油追加課金(Fuel Surcharge)」へと変更する。
同社によると、徴収された追加課金は100%が直接ドライバーに支払われ、Grab側が手数料(コミッション)を徴収することはない。利用者の運賃明細には「Fuel Surcharge」として単一の項目で表示される。同社は2026年5月31日までこの料金設定を維持し、期日が近づいた段階で市場状況を再度精査するとしている。
Grabとは、東南アジア最大のスーパーアプリ。配車サービスを核に、デリバリーや電子決済を展開しており、高度な最適化技術で地域の移動と生活を支えるインフラ的な存在となっている。
※シンガポールドル円換算は、1シンガポールドル123円でトラベルボイス編集部が算出