エティハド航空は、超大型機エアバスA380型機を成田/アブダビ線に投入した。2026年6月18日以降、毎日運航の同路線の輸送力は大きく向上する。また、プレミアムクラスの座席数も増加。4つのキャビンクラスを備える同機では、日本市場に初めて、3区画で構成される最上位スイート「ザ・レジデンス」が導入された。
同社のA380型機として日本路線初就航となることを記念して、同社は東京都内で関係者向けイベントを開催した。
イベントの挨拶に立ったシハブ・アハマド・アル・ファヒームUAE駐日大使は、今回のA380型機の日本就航について「単なる航空機の導入を意味するものではない」として、航空ネットワークの強化は経済成長と国際協力の基盤になるとの見方を示した。そして、ビジネス、観光、文化交流がさらに活発化することに期待した。
シハブ・アハマド・アル・ファヒームUAE駐日大使
エティハド航空の最高収益・商業責任者のアリク・デ氏は、「A380型機の導入は、アブダビ/東京間のプレミアム旅行への底堅い需要に応えるもの。また、日本市場へのコミットメントをさらに強固にするものだ」と語り、A380初便の搭乗率が9割近かったことを明かした。また、「エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラス、あるいは『ザ・レジデンス』のいずれの利用でも、特別で忘れられない旅を約束する」として高品質のサービスを提供していくことを強調した。
また、日本市場については、エティハド航空にとって重要な市場であるとし、「この瞬間は、ひとつのチームとして取り組んできたからこそ実現した」と関係者への謝意を示した。
エティハド航空の最高収益・商業責任者のアリク・デ氏
イベントでは、アブダビの魅力も紹介された。アブダビの文化体験ではサディヤット文化地区やルーヴル・アブダビ、ファミリー向けにはヤス島のテーマパーク群を挙げた。
また、航空ネットワークの豊富さも強調。新たな拠点となるザイード国際空港を通じて、世界100以上の目的地へ接続できる。同社では乗継客に、「アブダビ・ストップオーバー」プログラムを通じた無料ホテル宿泊も提供している。アブダビを目的地としても乗継地としても楽しんでほしいと呼びかけた。
4クラス構成で日本のプレミアム需要に対応
同社のA380型機は、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスに加え、最上位の「ザ・レジデンス」を備える。「ザ・レジデンス」は、専用リビングルーム、独立したベッドルーム、シャワー付きの専用バスルームで構成されるプライベート空間で、最大2名が利用できる。専属スタッフが対応し、食事はアラカルトメニューや限定のハイティー、シャンパンとキャビアなどを提供する。
ファーストクラスは、プレイベートな空間を提供するとともに、革張りのラウンジチェア、専用洗面化粧台、機内シャワールームなどを備える。ビジネスクラスはアッパーデッキに70席を配置し、ファーストクラスとビジネスクラスの間には、サービス付きラウンジ兼バーエリア「ザ・ロビー」を設ける。
エコノミークラスでは、レッグルームを通常より広くしたエクストラ・レッグルーム・シート68席と、固定式ウィング・ヘッドレストや枕を備えたエコノミー・スマートシート337席を用意する。
A380型機では、こうした4クラスの構成で日本路線のプレミアム需要に対応していく方針が示された。
エティハド航空のA380機内「ザ・レジデンス」のリビングルーム