ANAとサウジアラビアのリヤド航空は、包括的なパートナーシップの強化に向けた具体的な提携の検討を開始することで合意し、覚書(MoU)を締結した。この提携は、日本とサウジアラビア両国間および、両社のグローバルなネットワークを通じて渡航者の利便性向上と幅広い選択肢の提供を図ることを目的としている。
ANAによると、想定される主な協力内容として、1枚の航空券で両社の運航便を乗り継ぎ可能にするインターライン契約の締結が挙げられる。これにより、出発地で最終目的地まで手荷物を預かる「スルーチェックイン」に対応し、快適な乗り継ぎ環境の提供を目指す。また、両社は具体的な対象路線の協議を進めるコードシェア(共同運航)の実施も検討しており、リヤドを経由して中東・アフリカ各都市へつながる路線や、東京を経由したANAの日本国内線、アジアの主要空港を乗り継ぎ拠点としたリヤドへの路線などが想定されている。
さらに、マイレージプログラム(ロイヤルティプログラム)の相互連携についても段階的な導入を図る。双方のマイレージ会員に向けた、搭乗によるマイル積算や特典航空券の相互利用などの検討を進め、付加価値の高い旅行体験の提供を目指す。
リヤド航空はサウジアラビアの政府系ファンドが完全所有するフルサービスキャリア。2030年までに世界100都市以上を結ぶ目標を掲げている。両社は本パートナーシップを通じて、中東・アフリカ地域へのシームレスな航空ネットワークの強化に貢献していく方針だ。