2014年の旅行市場は増加傾向、海外旅行は1780万人、訪日外国人は1180万人に -JTB見通し

JTBは、2014年の旅行市場についての見通し調査の結果として、2014年の海外旅行人数を前年比2.1%増の1780万人、国内旅行人数を0.2%増の2億9150万人、訪日外国人数を14.3%増の1180万人との予測値を発表した。各種旅行動向予測や旅行消費購買行動調査、観光関連動向から推計したもの。

2014年の市場環境については、「良くも悪くも経済政策の実感が出る」とし、4月の消費増税を前に駆け込み需要が期待できる一方で、増税後は反動による停滞期が来る可能性が高いとする。ただし、企業業績の回復で後半の盛り返しも期待できるとする。また、為替は緩やかな円安基調が続くと予想。消費増税や物価上昇に対する不安はあるものの、シニアの旅行意欲は底堅く、消費マインドとしてはメリハリ消費がさらに進むとする。

これらを踏まえ、平均消費額は海外旅行が3.0%増の27万3600円、国内旅行が5.0%増の3万5640円との見通し。旅行消費額は海外旅行が5.2%増の4兆8700億円、国内旅行が5.3%増の10兆3900億円と推計し、特に国内旅行は旅行人数、消費額ともに2008年のリーマンショック後では最高値だという。

なお、2013年の旅行者数は、海外旅行が5.7%減の1743万人、国内旅行が1.7%増の2億9090万人、訪日旅行が23.4%増の1032万人と推計した。


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